2015-01-01から1年間の記事一覧

灯し、綴じる

キャンドルとギターの夕べ 北鎌倉 喫茶ミンカにて ギターの音色が導いて 細胞のひとつひとつが呼吸する ろうそくの火が揺れるのを うしろの景色が揺らぐのを ずっと見ていられる その冬至の夜 お風呂にゆずを浮かべて いろんなことをながす ながす AOKI,haya…

クリスマス

シュトーレンと 毎月届くおてがみと あたたかなクリスマスカード 草色をした新年のちいさなカレンダー 贈りもののお花とともに Merry Christmas irodori ゆうじゅ 草暦

祖母の食器棚から

祖父のお見舞いに福岡へ。 病院に着くと、少し待ち時間があったので空を見ていた。 この下で祖父母はずっと生きてきたんだなあ。 源へ還る準備はやっぱり大変なことで、 祖父の体と感情、周囲の精神も大わらわだった。 私は私のできることをするだけで、 三…

円覚寺 紅葉

鎌倉の紅葉は、もう十二月だというのにのんびりで。 ずっとここにいるのに、 今、芽吹くって 今、紅くなるって、 今、散るって、 なぜわかるんだろう。 ホイールにすりすり。 円覚寺の前のちいさな踏切が下りて、電車がやってくる。

東慶寺 秋

地球を愛でたくて 影絵 最後の一葉 地上の星 色づく山に抱かれる 天然のピアス いま咲いてもいいですか? 雲間のひかり LOVE

グラタンの話

日々のごはんはもっぱら和食だけど、 時々、カレー、餃子、グラタン。 おとなふたりで、 こどもが喜びそうなメニューにしてみる。 バット代わりに買ったホーローをグラタン皿にしよう。 思いついて、あっ。 もしかしてもしかして。 調理もオーブンで焼くのも…

追憶のパリ

カーニバルオンアイス2015

私の唯一大好きなスポーツ、フィギュアスケート。 カーニバルオンアイス2015ノーカット完全版を観て。 普段みることができない、コーチの佐藤有香さんのスケーティングは、 木の葉が自然に舞っているように、どこにも繋ぎ目がなくて。 ただただ夢見ごこちの…

土と記憶

ある休日の朝ごはん。 平日、夫はおもちとコーヒー、私はパンとハーブティーですませるから、 随分豪華な食卓。 ちあきさんが奈良の柿を、 パン屋さんのさだこが京都からパンを送ってくれた。 奈良の柿は野性味と甘みがあって、 熟す前のしゃくっとした歯ご…

長谷 vuori

鎌倉駅の西口を出て、商店街を抜けて、 由比ヶ浜通りへ。 六地蔵の交差点のあたりから カフェや雑貨店が並んでいて、 ウィンドーショッピングが楽しい。長谷のカフェを目指している途中、 外観が気になるお店を見つけた。 vuori、カフェ&ギャラリーのお店。…

北鎌倉から鎌倉おさんぽ

北鎌倉からちょっとしたハイキング気分で、源氏山へ。 道の脇の小さい手作り看板を頼りに、歩く。 鎌倉も湘南エリアに入るのか分からないけれど、 温暖な気候なので紅葉にはまだ早い。 源氏山公園で、できたての玉こんにゃくを。 味がしみてやわらかくてあた…

画家の詩、詩人の絵 展

「画家の詩、詩人の絵」展 平塚市美術館にて。 この展覧会に出かけたのは、 NHK日曜美術館 「まど・みちおの秘密の絵」を観たことがきっかけだった。 まどみちおの純真な詩とは似つかわしくない、 暗いどろりとした印象の絵画。 周りのあれこれをそぎ落と…

お守り

半年以上前に、 Dear Moonさんで出会った屋久杉のストラップ。 この小さな木片には百年が詰まっているのよ、と教わった。 店主のマリさんが勧めてくれた このころんとしたお月さまみたいなのと、 もうひとつと、どちらにするか迷って。 左手でぎゅうっと握っ…

喫茶ミンカ

明月院へ続く、線路沿いの道を歩いていたら 幼稚園くらいの子どもふたりとお母さんが、 上りの電車に向かって手を振っていた。 運転手さんがファーンと警笛を鳴らして、 手を振って笑顔で応える。 「手を振ってくれたねえ。」 「鳴らしてくれたねえ。」 と三…

浄智寺おさんぽ

鎌倉五山の浄智寺へ。 北鎌倉から鎌倉へ抜ける一本道を、少し脇に入ったところにあるお寺。 まだ夏のような日射しが感じられる日中、 そこだけ木立に囲まれて、涼やかな緑の空気がながれていた。 近くの他のお寺に比べて、 しっとり落ち着いて、地味で、観光…

おたんじょうびケーキ

おたんじょうびケーキ。 三枚にスライスしたスポンジと、 生クリームと、缶詰の白桃を交互に重ねた。 食べる直前にブルーベリーで飾りつけて。 久しぶりに作ったら、 間に生クリームをはさみすぎて、 まわりの分が足りなくなって、 100ml追加で買ってきたの…

秋の訪れ

お散歩コースになりつつある裏道を通って、円覚寺へ。 ほんのりと色づきはじめた。 捨てようかどうしようか、 と迷っていた古いランニングシューズを履いて、 毎日出かけている。 この街にはなぜかしっくりくる、 おしゃれではない靴。 北鎌倉駅の周辺にはス…

逗子海岸

少し足をのばして、逗子海岸へ。 まあるく弧を描く海岸線を、 きれいな貝殻を集めながら歩いた。 鎌倉よりも、おだやかでやさしい海。 セーリングの帆が水平線にゆれていた。 ビーチバレーの歓声が聞こえる。 波の音。 砂浜で男女がまどろむ。 一心不乱に小…

おでん

朝夕は肌寒く、なんだか人恋しい季節。 今夜はおでんかな。 朝から昆布を水に漬けて、 材料を調達して、 午後からだしをとって、 おでん種の下処理をして、 ことこと、 土鍋を火にかける。 今回はだしは関西風に。 でも大好きなちくわぶは外せない。 だから…

物語ること、生きること

光を体いっぱいに浴びて、草原に立つ少女。 純粋なこころで、空からのおくりものをうけとった。 ワンピースのすそを、ふわりと風がなででいく。 そんな装丁の絵に誘われて、 はじめて上橋菜穂子さんの本を手にとった。 作家になるまでの道程が、 上橋さんへ…

ムーンみそ

八月四日に天地返ししたおみそ。 そのときは、まだ塩味のとがった風味がした。 もういい頃あいかな。 北海道産の大豆は、 京都のsadacoroを経由して、 横浜にやってきて、 私たちと一緒に、北鎌倉に辿り着いた。 仕込む時、 左のみそには、 マウイ島のカフナ…

古都の空 山の端

初めておとずれたときから、 なつかしい友人に再会したような感覚があった。 緑の深さが奈良に似て。 空は高く。 雲がオーロラみたいに踊っている。 ゆっくりと流れる時間。 吹き抜ける海風。 いいなあ。 好き。 住みたいな。 って、よく周りの人に伝えてい…

東京都庭園美術館 アール・デコの邸宅美術館

東京都庭園美術館 アール・デコの邸宅美術館 アールデコ建築の中で、アールデココレクションを見られる幸せ。 新館のラリックの展示の仕方はよかった。照度を落としていて、ガラスの陰影が作品の良さというか、凄みというか、を際立たせていた。 新館と旧朝…

安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行 展

旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行 新宿 損保ジャパン日本興亜美術館にて。 絵本作家 安野光雅の原画展。 旅の絵本シリーズが有名なので、 ペンと水彩の緻密な絵、というイメージがあった。 今回の展示では、 純粋なスケッチが全体の半分くらいあって、 …

暮らしの中のアンティーク

暮らしの中のアンティーク、いろいろ。 大豆畑の中に、サビサビの筒。なんでしょう。 燃えるごみをここで燃やすの。 サビサビシャベル。 かごとサビサビちりとり。 かごはいろんな形のものがたんまりある。 サビサビリヤカーと、手前の入れ物は、 何かわから…

祖母の手仕事

祖母の手作りの手まり作品。 全部手作り、すごい。 これだけじゃなくて、祖母の作業部屋の棚にも引き出しにも。 まだまだたくさん手まりが入っていた。 これが一番むずかしかったと、と祖母。 地が紺で模様は七色で、品がある。 ばあちゃんが死んだら燃して…

なつやすみ

なつやすみ。 飛行機でびゅんっと福岡の祖父母に会いにきたよ。 小さいころから見慣れた景色にも。 もうあと、何回会えるかなあと思ったから。 一年ごとに米と大豆を植えるから、今年は大豆畑。 祖母の畑には、トマト、きゅうり、ピーマン、南瓜、なす、いん…

由比ヶ浜

海がみたくて、波音がききたくて。 動けないとき、閉じたとき、澱むとき。 自然のなかに身を置くと、すうーっと流れが生まれてくる。 近くのカフェ麻心(まごころ)は、窓から海がみえます。 平日、贅沢なことに貸し切り状態で、体と心がほどけていくひとと…

ドルフィンメッセージ

ドルフィンメッセージ。リネン、シルク。 はじめての4枚綜絖(そうこう)。 足も6本あるので、いつもしまってある残り4本の足を生やして、 蛸のように織り織り。。 ってウソ。ホントは足が大忙し。 平織りではでない柄・パターンがみえて、いつもとは違う…

上野公園の蓮。 こころにみずみずしさをたたえて、 いま、花開く。