浄智寺おさんぽ


鎌倉五山浄智寺へ。
北鎌倉から鎌倉へ抜ける一本道を、少し脇に入ったところにあるお寺。
まだ夏のような日射しが感じられる日中、
そこだけ木立に囲まれて、涼やかな緑の空気がながれていた。


近くの他のお寺に比べて、
しっとり落ち着いて、地味で、観光客も少ない。



浄智寺は、谷戸(やと)という、
丘陵地が浸食されてできた地形の谷あいにある。
奥へと歩を進めると、
切り立った崖が、長い年月とともに苔むした姿をあらわす。
洞穴や洞窟も多い。
私は暗闇と狭いところのセットが怖くて大の苦手で、
小さな洞穴にいらした布袋様のお腹をさすると云々、
と書いてあったけれど、
よう触らずにお参りだけしてしてきたのだった。



自然と垂れて、風に揺れている姿は、
意識しない美しさ。


左側の山道は、源氏山公園や銭洗弁天へ続いて、
長谷の大仏まで降りられるハイキングコースになっているらしい。
それはまた今度。