鶴岡八幡宮 蓮ひらく
朝早く、鶴岡八幡宮に蓮をみに。
地元の人は、はちまんさまと呼んでいる。
段葛(だんかずら)は鎌倉駅から八幡様へ向かう
長い桜並木のことで、この春に植替わったばかり。
大きくなるのだから、
木と木の間をもう少し広くしてほしかったなあ。
ごめんね、窮屈だね。
だれもいない段葛なんて、初めて。
先日閉館した、神奈川県立近代美術館。
この一階にあったカフェは、
緑と源平池を見渡せてとても居心地がよかった。
あ、屋上になにかいるね。
青鷺が高みの見物をしている。
置き物みたいにずうーっと動かない。
源平池の蓮。
つぼみが、ふあっと開きかけているのを
もっと開くかなとしばらく眺めていた。
本宮を挟んで源氏池と平家池があって
ふたつ合わせて源平池と呼ぶのです。
片方には白、もう片方には紅と決まっていたけれど、
前に池の掃除をしてからかしら。
紅の池もほとんど白の蓮になってしまって。
三、四年前くらいの話です。
毎年蓮の写真を撮りにきている年配の女性は、
少し残念そうに教えてくれた。
青鷺、リス、カメ、コイ、カモ、ハト、スッポン。
この日出会った鎌倉の動物たち。