空豆しごと


ゴールデンウィーク最終日、宅急便が届いた。祖母が畑で育てたたくさんの空豆。私が三月に見た時はつるだけだったのに、こんなにできたんだ。

グリルで両面焼いて熱々を食べたら、ほくっとしている。薄皮はむかずにそのまま。さわやかな青い味は、太陽と土と水の恵みだなあーと、ぽいぽい口にいれる。
かきあげ、スープ、炒め物にもいいな。冷凍できるようなのでせっせと皮むきする。ひとつの房の中に、白い羽毛にくるまってだいたいみっつ、大きいのには四つ入っている。全部むいたら、豆よりも断然皮の量が多くて。大事に守られてたんだねえ。

たっぷりのお湯で一分半ゆがく間、ぷかぷか浮いている空豆もお風呂にはいっているみたいでかわいい。熱湯だけど。冷めてから冷凍庫に保存した。ゆがいたお湯から、ふうわり空豆の香りが漂っている。