きっと、うまくいく

BSテレビの新春インド映画、『きっと、うまくいく』。
笑いと涙なしには観られない、エネルギッシュな映画だった。
シリアスもおバカもダンスもなんでもあり、
よくこんなにぎゅぎゅっと詰めこんだなあ。
出産のシーン、よかった。


全編通してのテーマが、学ぶとは何かということ。
後半に、懐かしい未来といわれるラダックがでてきて驚いた。
二年ほど前、マウイ島に行きたくて仕方なかったとき、
教育の視察に行く方に、じゃあ代わりにラダックはどう?と、
冗談半分に誘われた、その場所だった。


シン・ウータン通信を読み返したら、
主人公ランチョーのモデルになった、
ラダック出身でエンジニアのソナムワンチュクさんのことや、
来年はラダックにさをりを運ぶつもりであることが書いてあった。
さらっと読んだから覚えていなかったけど、
なんとなく気になっていたのだと思う。


こどもも大人もなく、
ひとつに限定しない学び舎があるといいな。
目的があってもいい、
てぶらで訪れてわくわくすることをやる、でもいい。
緑のなか、
海を見ながら、
風に吹かれながら。
今、分離したものをゆるりとまとめる、
そんなスペースが、街にひとつあったら。
教える、育てる、ではなく、学び合う関係で。


お正月に観た後も、
毎朝三十分くらい観て、心にエンジンをかけて一日を始める。
いつか訪れる場所が増えたんだ。
Aal Izz Well!』


ランチョーが伝えたかったことと、ウータンの思いは同じ。
ウータント・メッセージ
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